2024年9月 保険を活用した相続の節税方法とシニアからでも間に合う資産形成
講師 ソニー生命 ファイナンシャルプランナー 佐藤 久徳氏
場所 守山商工会議所 3階大会議室
2024年9月12日(木)PM8:30より、守山商工会議所にて、「保険を活用した相続の節税方法とシニアからでも間に合う資産形成」をテーマにファイナンシャルプランナーをお招きして講義を開催致しました。
保険を活用した相続の節税方法
遺産分割での争いは、5000万円以内の財産で全体の「約76.3%」を占めるそうです。
相続が発生すると
- 預貯金はいったん「凍結」されますが、生命保険金は受取人からの請求で手続き可能
- 夫からの相続人は配偶者と子の合計2人の一次相続 → その後、妻からの相続人は子1人の二次相続となりますが、その時の相続税が思っているよりも高くなる場合がある
- 生命保険金は遺産分割協議の対象とはならず、財産争いからは切り離す事ができる
などの具体例なども学びました。
シニアからでも間に合う資産形成
インフレリスクに備える
2022年の日本のインフレ率は0.53%。 例えば今、1000万円の貯金があってもインフレ率が15年後に1%になれば861万円の価値に目減りしていくそうです。
物価が上がり続け、平均寿命が男女共に高くなっている人生100年時代に大切な資産を守っていかなければなりません。
投資とは?
投資とは利益を見込んで自己資金を投じることです。リターン・リスクの低いものから高いもの順に国内債券・外国債券・国内株式・外国株式などがあり、メリット・デメリットを考えながらその時の自分に合ったものを選ぶと良いと教わりました。
また、A社・B社・C社・D社の株価の変動を一括投資と積立投資で比較し買い方によって大きく損益が異なる事例も大変わかりやすかったです。
2022年4月より、高校の授業で預貯金、民間保険、株式、債券、投資信託などの基本的な金融商品の特徴(メリット・デメリット)、資産形成についても家計管理の中で学習しているそうです。
日本の成人年齢が18歳に引き下げられた事やアメリカでは以前から分散投資(ドルコスト平均法)を教えている事を考えても、若い頃から知識を得るのは大切だと感じました。
今回のセミナー内容は我々ヘアサロン業界では直接仕事と関わらないため、知識不足になりやすいですが、お客様との共通の話題としても知っておくべき情報ばかりでとても為になりました。
ファイナンシャルプランナーの佐藤 久徳様、夜遅くまでありがとうございました。