2023年 2月 AED講習会
講師 守山消防署
場所 守山保健センター
2023年2月7日(火)9時30分より、守山保健センターにて守山学区保健環境委員会と合同で支部顧問の松井よしのり先生にもご参加いただき、AED講習会を行いました。
今回の講習会は、高木治夫相談役が2022年12月よりご自身の店舗(ヘアスタジオマリモ)でもAEDを設置した事から、「一人でも多くの人が使えるようになってほしい」との思いから開催されることになりました。
まずはじめに、市民のみなさんが心肺蘇生を行えば、救急車や消防車が到着してから隊員が心肺蘇生を行う場合と比べ、救命の可能性は約2倍、
また、近くにあるAEDを同時に使用して電気ショックを行えば、社会復帰(元の生活にもどれる状態)できる可能性はさらに増えることがわかっていると説明を受けました。
今回は、4つのグループに分かれて隊員の方々がお一人ずつ指導して下さいました。
応急手当の手順
- 1 反応の確認
- 両肩をたたきながら、大きな声で呼びかけます。
- 2 助けを呼ぶ
- (1) 大きな声で助けを呼びます。 (2) 119 番通報、AED の順に依頼をします。
- 3 呼吸の確認
- (1) 「普段どおりの呼吸」成人の場合、10 秒間に2~3回の呼吸があります。
(2) しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸は、「呼吸なし」と判断します。
(3) 判断に迷うような場合も、「呼吸なし」と判断します。
- 4 胸骨圧迫
- 胸の真ん中に両方の手のひらの付け根を重ねて、両肘をまっすぐに伸ばし真上から強く圧迫。強さは約5㎝(単三電池の長さ)。速さは「アンパンマンマーチ」くらいのリズムで絶え間なく行う。
- 5 人工呼吸
- コロナ禍の為、感染防護具が無い場合は推奨されない。(今回は行わない。)
- 6 AED到着
- 最優先に電源を入れます。汗などの水気はふき取り、電極パッドを胸の右上側(鎖骨の下)と胸の左下側(脇の下5~8㎝)乳頭の斜め下に貼ります。AEDの心電図解析が開始されたら音声メッセージに従って傷病者から離れます。
- 7 電気ショック
- 「ショックが必要です。」などの音声メッセージがあれば、傷病者に誰も触れていないことを確認して、点滅ボタンを押します。
- 8 応急手当の継続
- 救急隊に引き継ぐまで、傷病者に普段どおりの呼吸や目的のあるしぐさが認められるまで、心肺蘇生を継続します。
参加者は交代でまわりの安全確認、AEDの操作や胸骨圧迫の強さや速さの確認などを繰り返し練習しました。訓練に使用したAEDは音声がそれほど大きくなかったのですが、最後に実際のAEDの音声の大きさを確認して終了となりました。
守山支部では14年前にもAED講習を受講しましたが、AED設置情報がWEBサイトやスマホアプリでわかるようになっていたり、オートショックAEDという、電気ショックが必要と判断した場合に、装置が自動で電気ショックを実施するAEDができたりと進化を感じました。
多くの人と助け合えば、心強く応急手当ができる事を感じた講習会でした。