2018年9月 サロンで本当に必要な育毛学

先生の準備された資料を元に、最先端の育毛知識を勉強しました。

講師 県本部講師・尾関 之一先生

場所 ラルゴアルスヘアーbyアサノ

お客様が髪の健康について、今、通っているサロンで相談したい方は65%にのぼるそうです。プロとして本気の悩みと向き合うことの大切さを初めにお話されました。

  1. 男性型脱毛症(AGA)
    男性型脱毛は男性ホルモン(テストステロン)によって起こる。ただし家系に男性型脱毛例のない人とある人によって分かれ、ある人の場合、遺伝情報を発現→毛母細胞が休止期へ→最終的に細毛及び脱毛が引き起こされる。
  2. 円形脱毛症
    強いストレスの場合、筋肉の収縮により脱毛する。育毛剤の効果はある場合もある。
    膠原病(こうげんびょう)の場合、自己免疫が毛根に攻撃して髪の毛の健康維持を邪魔する。育毛剤の効果は無い。
  3. アデノシン、医薬品(プロペシア)、ミノキシジル、NHT自毛植毛
    デルアミドは皮膚からの浸透を促進、毛根深部に有効成分を確実に届ける。
    医薬品の男性ホルモン抑止剤は、リスクに個人差があるので血糖値などにも注意していく。
    ミノキシジル→アデノシン→育毛効果となる。
    NHT自毛植毛とは、自分自身の後頭部から側頭部の頭髪を採取し、薄毛が気になる部分に再分配する移植技術。
  4. シャンプー技法
    通称モミシャンでゆっくり揉むシャンプーでしっかり汚れを落としつつ、過剰な抜け毛を減らす技術がおすすめ。
守山理容組合員

先生な豊富な知識を一気に注入!して頂きました。講習終了後も参加者それぞれが質問するなど、サロンに役立つ情報が満載でした。多くの知識がありながらも、「お客様に商品を強くおすすめするのでは無く、本当に困られた時に思い出してもらい、色々な提案の中から選んで頂ける、そんなスタイリストがいいですよね。」というお話はとても共感できると思いました。